2016年03月06日

■ 内視鏡検査の間隔について


当院では症状がなくとも過去の検査履歴や持病・家族歴などから「要経過観察」と判断した方には、検査の時期が来た時点で通知を出しています。先の検査が終了した時点で「未来の手紙」を作成しています。このようなやり方は患者誘導につながりかねないという意見もあることは承知していますが、何よりも大腸癌や胃癌になる一歩前で診断がつけば最小限度の治療で済むわけですので私を頼りにしてくださった患者さんには自分の気力が続く限りそうしていこうと思っています。私の責任でもあると思っています。

予約の仕方などはその技法にたけていない私などは非常に難しくご迷惑をかけている次第であります。このことで予定したい日に予約が取れないなど、患者さんには余計な気遣いをさせてしまうこともあるかもしれません。一時は患者さんを待たせてはいけないと無理な検査日程を立てていた日もありますが、検査精度の質を維持するためにはやはり1日の検査数の制限をかけざるを得ないという結論に達しました。当たり前のような話ですが、待たせてはいけないという葛藤があり悩んだ夜も多くありました。年々新規の患者さんが増えてきてその結果すべての患者さんに期待どおりの医療が提供できなくなるのではないかと余計な心配をしています。

胃癌については過去にピロリ菌がいなかった方は3年に1回の検査でもよいと先進的な学会では言及しています。大腸癌についても過去にポリープなどがまったくなかった場合は5年に1回でもよいとアメリカの学会では言っているようです。そうなれば私自身、より多くの人の胃や大腸に巡り合うことにもなりますので多くの幅広い方に検査を提供することはできますが、このような考え方は検査する側からの意見であり、だれが癌になるかはやってみないとわからない訳ですので慎重にならざるを得ません。

適切な胃や大腸の検査間隔というのは学会で取り上げられるのはまだ始まったばかりで結論がでていません。しかし実地の医療ではまさに今求められていることでもあります。Life Workと思いながら正しい結論を探していきたいと思っています。









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2016年01月13日

■ 大腸癌のGroup分類とステージ分類

大腸ポリープを認められた場合切除をおこないますが、その切除したポリープは体外に取り出し、顕微鏡検査による組織細胞検査をおこないます。
この際良性〜悪性の段階に応じて分類しますが、これを「Group分類」と呼びます。
<Group分類>
Group1・・・良性
Group2・・・良性で炎症
Group3・・・腫瘍で新生物(良性)
Group4・・・腫瘍で新生物(良性と悪性の中間)
Group5・・・腫瘍で新生物(悪性)いわゆる「癌」です。

クリアカットに分けられない場合もありますが、病理専門医が顕微鏡その他を駆使し原則5段階に分けられます。
Group分類とStage分類はよく混同してお話しされますが、Group分類は良性か悪性かを判断する尺度で、Stage分類はいったん癌と診断されたあとの癌の進行状態を表します。
Group分類は当院で内視鏡検査をおこなったあとに説明できますが、Stage分類は癌の周囲の検査をおこなたのちに判明しますので、手術などを受ける際に造影CT検査など、内視鏡検査以外に精密検査をうけてみないと判断できません。

<Stage分類>
癌と確定されると癌の体への浸潤(蝕んでいる範囲を)諸検査を行うことで限局的であるか、転移しているか、などの分類をおこないます。リンパ節転移には癌を中心ととして関所が3つあり、その関所を超えた程度でさらに分類します。
Stage0(病気はポリープのみでリンパ節転移のないもの、内視鏡治療のみで治癒する癌)
StgaeI(病気は限局的であるが(関所1を超えてはいないが)、リンパ節転移の可能性があり癌周囲のリンパ節切除の治療も一緒に行う必要がある癌)
StageII(癌に伴うリンパ節浸潤が関所1を超えているが2を超えない可能性が高い段階)
StageIII(癌に伴うリンパ節浸潤が関所2を超えているが3を超えない可能性が高い段階)
StageIV(癌に伴うリンパ節浸潤が関所3を超えて遠隔転移している可能性が高い段階)

当院では内視鏡治療を行った際、その日のうちに、「ポリープ切除したこと」、「そのポリープを顕微鏡分析に回し少々結果を出すまでに時間を要すること」、「ポリープのの表面構造より癌に近いものか、ほぼ癌などは出てこない結果であるか、大体のところをお話ししています」ポリープ切除する際にその病変が癌の病名が後日でそうか、良性の結果に終わるか、大体判断がつきます。ポリープ切除をおこないその結果が出るまでの数日間はほかの癌をわづらったことがある方なら不安が強いものとお察しいたします。なるべく不安を取って差し上げたいので遠慮なくご質問ください。










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2015年12月29日

■ 当院で発見治療をおこなった大腸癌

当院で行った内視鏡検査で発見された大腸癌の年次推移を提示いたします。

中橋メディカルクリニックで発見された大腸癌.jpg

内視鏡検査の施行件数の増加に伴い発見された大腸癌件数も増加しています。
(年度、発見大腸癌数、年間検査件数)
2011年、10件、532件
2012年、8件、693件
2013年、15件、1000件
2014年、24件、1181件
2015年、39件、1538件
累積96件の大腸癌を当院で発見しました。

内訳ですが、
男59例女37例
早期大腸癌75件
進行大腸癌21件
早期癌のほとんどは当院で治療切除となっています。

以下、早期大腸癌:早、進行大腸癌:進、と表します。
40歳以下2名(早2進0)
41-45歳4名(早2進2)
46-50歳20名(早19進1)
51-55歳15名(早14進1)
56-60歳6名(早4進2)
61-65歳15名(早14進1)
66-70歳10名(早4進6)
71-75歳9名(早6進3)
76-80歳9名(早6進3)
81歳以上6名(早4進2)
中橋メディカルクリニックで発見された大腸癌数(年齢階級別).jpg
グラフからお分かりのとおり45歳を超えると急速に大腸癌の病にかかる方が増えてきています。
さらに65歳を超えると進行癌で発見される確率も高くなるようです。
大腸癌の8割はポリープが年月をかけて大きくなり大腸癌に至ることが分かっています。
癌になる数年前までに検査を受けておけばある程度予防のできるのが大腸癌です。
自分の意識の持ち方ひとつで予防できる領域の癌です。

国では50歳になるまでに一度は大腸内視鏡検査を受けておきましょうと推奨していますが、私はせめて45歳までには一度は受けていただきたいと思っています。










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